自分を大切に・友だちも大切に

12月12日、福知山市の市立遷喬小学校で、6年生を対象とした性教育講座をしました。

私の講演を聴きに来てくださった保護者の方からのご提案で、学校で後援をする機会をいただきました。講演につながるご縁は、いついただいても有り難いものです。
今後もこのような機会を増やし、より多くの子どもたちに必要な情報とスキルを伝えていきたいと考えています。

性教育講座では、何を話すの?

どんなお話をするのかは、毎回学校の先生と相談しながら決めていきます。
国際的なガイドラインに基づきつつ、私が伝えたいと考えていること。子どもたちに接している中で、先生方が知ってほしいと願っていること。

当然、性教育は一度行えば完結するものではありません。私の話の前後を、先生方や保護者の方々が補っていただかないと、子どもたちにとって有意義な学びになりません。
そのためにも、子どもたちの状況に合わせた講演をつくっていくことが必要なのです。

今回の内容は?

赤ちゃんが生まれてくるまで

赤ちゃんはどこから生まれてくるのか、どうやって育つのかについてお話ししました。

超音波の画像や小さな胎児人形も使って、お腹の中の赤ちゃんのイメージを持ってもらいます。

赤ちゃんが出てくる通り道として、「子宮」「腟」の名前やどこにあるのかについて説明しました。帝王切開についてもお話しします。

命を育てるからだ

新しい命のもととなる精子や卵子の話をしたうえで、それらを作る臓器(性器)がどこにあるか確認しました。

そして、これらの命に関わるところを「プライベートゾーン」と呼ぶこと、プライベートゾーンは大切であることを伝えました。
プライベートゾーンとは、口・胸・性器・お尻をさします。

元気でいるためのポイント

元気でいるためのポイントとして、一番伝えたかったことをまとめました。

  • からだを大切にする
  • プライベートゾーンを大切にする
  • 同意をとる・意思表示をする
  • 自分の気持ちを確かめる

子どもたちを性暴力から守ることは喫緊の課題です。どうすれば、被害者にならずに済むのか、加害者になることを防げるのか。自分のからだやこころを守ること、相手のからだやこころを尊重することをしっかり身につけてほしいと考えています。

しかし同時に、「性」に興味を持つことを否定したくはありません。

性は、生殖のためだけにあるわけではありません。快感を得るためだけのものでもありません。人間同士が幸せな関係を築くための大切な手段のひとつです。
子どもたちには、将来、幸せな性とともに、幸せな人間関係を享受できるように成長していってほしいと願っています。

もっと詳しく知りたい方のために

「話の内容をもっと知りたい」「お家で子どもに伝えるには、どうしたらいい?」
など、ご興味を持たれた方にお知らせです。

Mimosaでは、LINE公式アカウントの友だち限定で、おはなし会の開催を予定しています。
これを機会に、友だち登録をしませんか。登録のうえ、「おはなし会希望」とメッセージを送ってください。

Mimosaによる健康講座の案内や受講料がお得になるクーポンは、公式LINEアカウントで発信しています。
Mimosaと友だちになって、あなたの健康に役立つ情報を受け取りましょう!