今年最後のLOVEAging講座を終えました

12月17日、東加古川のHikare’で第6回LOVEAging講座を開催しました。今回は、「いつまでも綺麗な肌でいよう」の3回目、皮膚疾患について解説しました。

さて、4月から始めたLOVEAging講座では、年齢を加えてもイキイキと健康に過ごすために気を付けていただきたいことを医学的な視点からお話ししてきました。
今年のまとめとして、要点をお伝えします。

更年期を知る=ポジティブに年齢を重ねるために

更年期とは、閉経前後の10年間、すなわち40代半ばから50代半ばの時期をさします。
女性ホルモンの分泌が減り、その変化に伴った症状が出てくることがあります。症状は多彩で、その程度もさまざまです。
これらの症状がつらく、日常生活に影響が出るようでしたら、それを更年期障害とよびます。

更年期障害かどうか、ご自分でチェックできる指数などもあります。以前、ご紹介しています。
こちらをご覧ください。

更年期がいつ頃訪れ、どのような症状が起こりうるのか、そしてどう対処すればよいのか。これらのことをあらかじめ知っておくだけで、不安が軽減し、少ししのぎやすくなります。

更年期にさしかかったら、上手に気分転換をすること(リフレッシュ)、少しゆったりとした日々を過ごすこと(リラックス)、今までの生活を見直すこと(リセット)のきっかけになさってください。
それでも気分がスッキリしなければ、周りの誰かに助けてもらいましょう。ご家族、お友達、…、必要な時には産婦人科医(男性でしたら泌尿器科医)も力になります。

ロコモ予防=寝たきりにならないために

ロコモティブシンドローム(ロコモ)とは、運動器の障害による移動機能の低下のことを言います。運動器とは、具体的には、身体を動かすための臓器である骨、関節、筋肉をさします。
実は、 寝たきりになる原因のトップが運動器の障害です。 ロコモティブシンドロームが進行すると、介護が必要になるリスクが高くなってしまうのです。

ロコモティブシンドロームを予防するためのポイントは次のとおりです。

  • 適正体重の維持とやせの防止
  • カルシウムとビタミンD、Kの摂取
  • 歩行を中心とした運動の日常的な実施
  • 喫煙を始めない。禁煙する
  • アルコール摂取は一日2合まで

ロコモティブシンドロームについて詳しく知りたい方は、日本整形外科学会による公式サイトを訪れてみてください。
ロコモONLINE
ロコモのチェック、おススメのトレーニング(ロコトレ)についても記載されています。

よい睡眠をとる=ココロとカラダの健康のために

よい睡眠とは、どんな睡眠を言うのでしょうか?
睡眠時間が8時間?―いえいえ、実は、年齢とともに必要な睡眠時間は減っていきます。朝スッキリ目覚めて日中に問題なく活動できていれば、睡眠時間は足りていると考えましょう。

時間より大切なのは、睡眠の質。まさに量より質なのです。
睡眠には、レム睡眠とノンレム睡眠があるのをご存じでしょうか。睡眠中は、このレム睡眠とノンレム睡眠がだいたい90分の単位で繰り返されます。
眠りの質で重要なのが、眠ってすぐにみられるノンレム睡眠がしっかりと深いことです。

よい睡眠を得るために、大切なポイントは…

  1. 毎朝、同じ時刻に起きる。
  2. 起きたら太陽の光を浴び、概日リズムをリセットする。
  3. 昼間に適度な運動を取り入れる。
  4. 昼寝をするなら、午後3時までに20~30分。
  5. 眠る90分ほど前に入浴する。
  6. 寝室を快適にする。
    1. 布団の中が29~34度に保つ
    2. 不安にならない程度に暗くする
    3. 自分がリラックスできるよう、音楽や香り、色なども工夫する
  7. 寝る前は、テレビやスマートフォンの画面から出るブルーライトを避ける。
  8. 眠くなってから布団に入る。どうしても眠くないときに頑張らない。

よい睡眠を心がけても、充分に眠れない方や昼間の眠気が取れない方、いつもの眠りとは違うと思う点がある方は、医師に相談なさってください。
「睡眠医療プラットフォーム」は、国立精神・神経医療研究センターが運営するサイトですが、睡眠障害についてセルフチェックをすることができます。

紫外線コントロール=綺麗な肌を保つために

皮膚は、成人で面積が約1.6m²あり、重さも4キロを超える、人体で最大の臓器です。外部からのさまざまな刺激や衝撃からからだの中を守る、大切な役割を持っています。

皮膚を健康に保つために適切なスキンケアが必要です。スキンケアの重要なポイントは、

  • 角質層の健康的な機能を助ける
    • ダメージの原因を避ける
    • 水分を補う
    • 脂質によるバリアを補う
  • 紫外線ケア
    • 帽子の着用、日陰に入る
    • 適切なサンスクリーン(日焼け止め)を使う

です。
適切なケアによって、お肌の老化やしみ、しわ、さまざまな皮膚の病気の悪化を防ぐことができます。

見た目の老化は、実際の寿命にも関係するという研究があります。高齢化に伴い、皮膚がんも増えてきています。
いつまでも綺麗な肌を保ち、健康に過ごすために、紫外線ケアも怠りなく!

すこやかでハッピー♪前向きに歳を重ねましょう

年齢を重ねるとともに、がんや生活習慣病はもちろんのこと、健康に関するトラブルが出てきやすくなります。
LoveAging講座では、より健康に前向きに年齢を重ねるために役立つ生活習慣を身につけていただくことを目的とした、情報提供を行ってきました。

身体を動かす。バランスよく、しっかり栄養をとる。よい睡眠をとる。
そして、紫外線対策。

運動や適切な食生活は、禁煙や節酒とともに、科学的に証明されたがん予防法でもあります。
ちょっとした日々の生活での心がけが、皆さんの健康につながります。

でも、大切と分かっていても、実行に移したり継続したりって難しいですよね。
私たちMimosaは継続して情報提供をすることで、皆さんの行動につながることを期待して、来年も活動していきます。
よろしくお願いします。