月経前につらい症状があったら、どうしたらいい?
毎月の月経(生理)前に、つらい症状が出ることはありませんか。それは、月経前症候群(PMS)です。
PMSは、「月経の前3日から10日の間続く精神的あるいは身体的症状で、月経発来とともに減退ないし消失するもの」と定義されています。
その頻度は全女性の50~80%という報告もあります。
月経前につらいのは、あなただけではありません。
PMSとどのように付き合えばよいのでしょうか。
月経の記録をつける
月経の記録をつけてみましょう。
記録するとよい項目は、月経がいつ始まったか、量や痛みの程度、いつ終わったか。そして、月経期に限らず、つらい症状があればその内容や程度を記録します。
お持ちの手帳に記録してもよいでしょうし、スマホのアプリを活用してもよいでしょう。
記録によって、
- あなたのつらい症状がPMSかどうか診断できるようになる
- いつ頃つらい症状が出るのか、予測できるようになる
といったメリットがあります。
PMS対策:あなたに合ったケアを
セルフケア
食事の工夫:ビタミンやミネラルをしっかり摂り、刺激物を避けましょう。バランスよく、いろいろな食材を取り入れるのがポイントです。
運動とリラックス:運動をすると、PMSの症状がやわらぎます。また、好きな音楽や香りなどでリラックスすることを心がけましょう。
ストレス管理:つらい時期のスケジュールはゆとりを持ちましょう。日ごろからストレスをためないようにしましょう。
メディカルケア
ホルモン療法や漢方薬などの薬物療法を中心とした治療を行います。
セルフケアでは改善しない症状があれば、産婦人科医に相談してみましょう。
まとめ
PMSの症状は多岐にわたります。記録をつけることでPMSかどうか判断しましょう。
PMSに対して、セルフケアやメディカルケアなど、あなた自身に合ったケアを行いましょう。少しでも快適な毎日を過ごせるように、ご自身のカラダとココロをいたわってあげましょう。
動画でも解説しています。ご覧ください。