新型コロナウイルス:私たち大人が感染を広げないために

新型コロナウイルスの感染が拡大しています。誰から感染したか分からない症例が増えている現在、見えないところでの感染が広がっていると考えなくてはなりません。

一斉休校の措置により、子どもたちはもちろん子育て世代の皆さんにとっても、さまざまな影響が出ているかと思います。
休校することで感染拡大を抑える一定の効果は期待できますが、子どもたちだけが感染を広めているわけではありません。
この措置が無駄にならないように、私たち大人こそが感染を拡大させない行動をとりましょう。

「長田育児」アプリのコラムに、感染予防に関する記事を載せました

Mimosaがコラムを書かせていただいている、神戸市長田区の子育て支援アプリ「長田育児」
ふだんはMimosaが一番大切にしているリプロダクティブヘルスについて解説しているのですが、今回は特別。
感染予防について書かせていただきました。しかも、掲載日も大幅に前倒ししてくださいました!

神戸市にお住まいの方なら、ぜひダウンロードしてほしいお役立ちアプリですが、
今回は特別にコラムと同様の内容をHPに掲載させていただくことにしました。
お読みいただいて、ご自身の感染予防にお役立てください。

接触感染を防ぐ。鍵を握るのは「手」

今回、強調してお伝えしたい予防策は、次の2つ。
しっかりできているか、下記のシミュレーションを読んで確認してみてください。

  1. 頻繁に手を洗う
    手が目に見えて汚れていない場合でも、石けんと水で頻繁に手を洗うか、アルコール入りの手指消毒剤を使用してください。
  2. 目、鼻、口をさわらない
    手はウイルスが付着しているかもしれない物体の表面に触れます。
    ウイルスに汚染した手で目、鼻、口に触れると、ウイルスが身体の表面から体内に入り込むことになります。

これらの目的は、新型コロナウイルスの感染経路のひとつである「接触感染」を予防することです。

接触感染とは、ウイルスが付着しているものを触れることでウイルスが手に付着し、その手で目、鼻や口に触れた結果、粘膜からウイルスに感染するルートです。

あなたの行動をシミュレーション

駅で

交通系ICカードを改札口でかざして入場します。

「エスカレータにお乗りの際は、手すりにつかまり…」アナウンスが流れています。あなたはエスカレータを利用しますか。

電車の中では、座っていますか。立っている場合、手すりやつり革につかまらないと危険です。

今日は少し眠いかも、自動販売機でコーヒーを買っておきましょう。

会社で

会社があるオフィスビルまで来ました。エレベータに乗ります。会社は何階ですか。

会社の扉を開けました。同僚に挨拶、今日も元気に働きましょう。

回覧のメモを見てサインをしてから、自分の机に座ります。

資料をプリントアウト。パソコンは自分のものでもプリンタは共有です。

トイレに行くとしましょう。用を足すまでに、何枚の扉を開け閉めしますか。電気をつけたり消したりしますか。

ランチ

社員食堂に入ります。

トレイにご飯、お汁、メインをのせて会計を済ませます。

テーブルについたら、ご飯にお気に入りのふりかけをかけました。

それでは、おいしくいただきます。

解説

感染が広がっている現在、不特定多数の人が触れるものにはウイルスが付着していると考えましょう。ウイルスに触れないようにするために、それらのものに触れた後は手を洗った方がよいでしょう。

先述のシミュレーションにおいて、不特定多数の人が触れるものに自分も触れる機会は何回あったでしょうか。

実は、記載したほぼすべての行動で、ウイルスに触れる可能性があります。
その度に手を洗うことは困難だということが見えてきましたか。

そこで大切なのが、不用意に自分の目、鼻、口をさわらないという意識です。

私もそうですが、自分の鼻や頬に触れる癖がある人は少なくありません。
手を洗えない外出中は、「顔に手を持っていかないぞ」という強い意志を持ちましょう。

そのうえで、手を洗ったりアルコール消毒をしたりできる状況になれば、必ず手を洗うようにしましょう。
たとえば、会社や家に着いたとき、駅や店頭に手指用アルコール消毒剤があったときなどです。

さて、顔には触らないようにしたところで、スマホはどうでしょうか。

電車の車内では、スマホとにらめっこしている人をよく見かけます。
食事中や、時にはトイレの中でも。

イヤホンを使用しない限り、スマホで通話するとき、本体を顔に近づけることになります。
スマホにウイルスが付着していると、接触感染を起こしかねません。

こまめに手を洗っていても、スマホを石けんで洗う人はいないでしょう。
スマホは自分の顔と思って、手を洗うまではさわらない方が安全です。

手洗いや消毒のポイント

手の洗い方

石けんをよく泡立て、指先や爪の間、手首までしっかり洗いましょう。

洗ったら、清潔なタオルかペーパータオルで水分を拭き取ります。水滴をとばすハンドドライヤーはお勧めしません。

手順をしっかり復習したい方は、こちらをチェックしましょう。

手の洗い方(出典:首相官邸HPより)

アルコールによる手指消毒の方法

アルコール消毒剤を使うとき、手のひらをさっとこすり合わせるだけで終わっていませんか。

アルコールの量が少ないと効果が不十分です。
少なくとも15秒以上はアルコールで手が濡れている状態で手をこすり合わせられるように、十分な量を使ってください。

こすり合わせる部分も、手を洗うときと一緒です。
指や爪の間などもしっかりこするようにしましょう。

ものの表面の消毒方法

ドアノブやスイッチ、ボタンなどの表面は、0.05%の次亜塩素酸ナトリウムで拭くのが効果的です。

家庭用の塩素系漂白剤を薄めれば作れます(濃度6%の製品なら、500mlの水に約2ml加える)。
ペーパータオルなどに含ませ、手袋をはめて使いましょう。その後、水拭きをします。

マスクの使用について

マスクは正しく使うことで、飛沫感染のリスクをある程度下げることが可能です。
マスクをすることで、咳やくしゃみによって飛沫となって飛び散るウイルスを捕捉できるからです。

マスクをつけるときは、鼻と口、顎まで覆い、顔にフィットさせましょう。
しっかり顎まで覆うと、口を動かしているうちに鼻が出てしまうことがあるので注意が必要です。

極端な言い方をすれば、表面も顔を覆う面もウイルスが付着している可能性のあるマスクは、風邪のときに鼻水をかんだ後のぐじゅぐじゅになったティッシュペーパーのようなものです。
ごみ箱に捨てるべき、不潔なものとして扱いましょう。

一度使い始めたマスクは、耳にかけるひもの部分以外は触らないでください。
ポケットに入れないで、翌日も使ったりしないで。

ご家庭に十分な数のマスクがない場合、家族が感染したかもしれないときなど必ず使うべき状況に備えて、”不要不急”のマスク使用は控えましょう。

その分、しっかりと接触感染の予防をしましょう。