ストレスに気付く。ストレスと上手に付き合う。
5月の「女性のからだのワーク」も、「女性の働くを応援する」をテーマにお話ししました。
今回のメインテーマは、ストレス。
皆さんは、ご自分のストレスを上手にコントロールできていますか。
ストレスに気付こう
適度のストレスは、パフォーマンスをよくすると言われています。
しかし、過度のストレスが長期にわたると、もちろん逆効果になります。
ストレスが過度にならないよう、ご自分のストレスレベルを把握し、早めに対処していきましょう。
ストレスがかかると、出てくる症状は次のとおりです。
- 心理的側面
- 抑うつ感
- 意欲や集中力の低下
- おっくう感
- イライラ感
- 怒りっぽくなる
- 不安感
- 緊張感
- 身体的側面
- 高血圧、糖尿病
- 胃・十二指腸潰瘍
- 首や肩のこり、頭痛
- 動悸、息切れ
- 下痢・便秘、食欲不振
- 吐き気、めまい
- 眠れない、何度も目が覚める
- だるさ・疲れやすい
- 行動的側面
- 遅刻や早退が増える
- 酒量やたばこが増える
- 食事の量が増える、または減る
- 作業効率の低下
- 作業場の事故
- ミスが増える
ストレスと上手に付き合おう
ストレスと上手につきあうためには、自分に過剰なストレスがかかっていることに早く気づくこと、そして自分に合うストレス対処法を見つけて実践することが大切です。
以下に、対処法の例を挙げておきます。ご自分に合った対処法をいくつか身につけておきましょう。
- リラクゼーション法を身につける
- 親しい人たちと交流する時間をもつ
- 仕事に関係のない趣味を持つ
- 自然に親しむ機会を多く持つ
- 適度に運動する
- 笑いのすすめ
- ストレス解消をタバコやお酒に頼らない
- 緊張を細切れにする
- できるだけ落ち着ける環境を
最後の2つは、ぜひ仕事中に意識してほしい項目です。
パソコンに向かっている仕事の場合、意識的に席を立ってパソコン画面から離れる時間を作ってみましょう。ほんの数分でかまいません。大きく伸びをして、深呼吸するだけでも違います。
自分ができる範囲で、快適な環境を整える工夫をしてみましょう。ささいなことでかまいません。自分だけでできる小さなカイゼン、意外とあるものですよ。
セルフチェックをしてみよう
- この1ヵ月間、気分が沈んだり、憂うつな気持ちになったりすることがよくありましたか?
- この1ヵ月間、どうも物事に対して興味がわかない、あるいは心から楽しめない感じがよくありましたか?
もし、この質問のうち、ひとつでも当てはまる方がいらっしゃったら、少し無理をしてでも、誰かに「つらいよ」と伝えましょう。
カラダとココロがSOSを出しているサインです。
医療機関を受診して、相談してくださいね。
まとめ
今回の「女性のからだのワーク」では、ストレスの原因が分かっていても避けられない状況が少なくないということを共有できました。
確かに、安易に仕事はセーブできません。残念ながら、思い通りにならないこともたくさんあります。
それでも、「ストレスがたまっているな」「つらいな」と思ったときは、やっぱりそのストレスから全力で逃げてほしい。
自力でだめなら、周囲の力も借りまくってでも。
マジメな方、頑張り屋さんは特に、気付かないうちに無理をしてしまいがちです。
ストレスに気付く。ストレスと上手に付き合う。
それでもストレスに負けそうなときには、迷わず逃げる。
必ず、味方はいてくれます。そう、新長田にWACCAがあるように。
参考になるサイト
こころの耳: 働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト
こころもメンテしよう:若者を支えるメンタルヘルスサイト