七味唐辛子を作ろう~~身近な生薬を使った、薬膳実習~~

12月17日に開催した「女性のための寺子屋」では、簡単な薬膳実習を行いました。スーパーなどで簡単に手に入る生薬を使って、マイオリジナル七味を作る実習です。

ここでは、七味唐辛子の作り方について簡単にご紹介しましょう。

マイオリジナル七味を作ってみよう!

七味唐辛子の材料

七味唐辛子は、その名のとおり唐辛子を中心に複数の材料を混ぜ合わせて作られます。ただ、ブランドによって若干その原材料が異なります。

今回の実習で使ったものは、次のとおりです。

  • 唐辛子:熱性、辛味。温裏類(体内の冷えを改善させる)
  • 紫蘇:温性、辛味。辛温解表類(体表の邪気を発汗作用によって取り除く)
  • 山椒:温性、辛味。温裏類(体内の冷えを改善させる)
  • 黒胡麻:平性、甘味。滋陰類(全身の水分喪失状態を改善させる)
  • 白胡麻:寒性、甘味。滋陰類(全身の水分喪失状態を改善させる)
  • 陳皮:温性、辛味・苦味。理気類(気の循環をよくする)
  • 青海苔:寒性、甘味・鹹味。清火熱痰類(炎症性の粘調な痰を除く)

マイオリジナル七味の作り方

  1. 唐辛子、山椒、陳皮を同量混ぜる
  2. その他の材料を好みの量ずつ加える(唐辛子、山椒、陳皮より少なめに)
  3. 使う直前にすり鉢ですり、香りをたてる

《参考》自家製陳皮の作り方

陳皮は、温州みかんあるいは橙の皮を乾燥させて作ります。陳皮の「陳」は「古い」という意味であり、本来は1年ほど乾燥させたものいいとされています。

今回使った陳皮は、家で簡単に作るために以下の方法で準備しました。

  1. 無農薬栽培のみかんを良く洗ってから皮をむく
  2. 皿の上にキッチンペーパーをしき、その上に小さくちぎったみかんの皮をのせる
  3. 電子レンジで2分ほど加熱する
  4. からからになるまで、天日で乾燥させる

各生薬の効能など、詳しい解説はWeb受講で

女性のための寺子屋は、Web受講が可能です。受講料は3000円になります。

12月の講座内容は、①薬膳指導者の原田芙美さんによる「冬の薬膳」と②七味唐辛子を作ろうの二本立てです。冬の薬膳では、冬におススメの食材や養生に関する充実した資料もついています。

受講のお申込みは、今月末まで受け付けております。ご興味がある方は、下記のお問い合わせフォームにてお申し込みください。